
言葉にできない大切なものを、AIと「音」が繋ぐ未来
私たちの周りでは今、AIによる業務効率化やDXが急速に進んでいます。AIは、ロジックとデータ、そして言葉で世界を整理し、驚くべきスピードで生産性を向上させてくれます。もちろん、これは現代社会が抱える人手不足や非効率な課題を解決する上で、欠かせない「真実」の力です。
信州ミライデザインLAB.も、この「真」の力を大切にしています。現場の課題を徹底的にヒアリングし、Excelや紙文化、属人化といった非効率な状態からの脱却を支援するのです。ChatGPTやGoogle Apps Scriptなどを活用し、経費処理や校務といった定型業務を自動化することで、私たちはまず、働く人々に「時間的・精神的なゆとり」をもたらします。
しかし、私たちはただ効率化だけを追い求めるのではありません。
AIがどれだけ進化しても、決して代替できない価値が人にはあります。それは、相手の心に耳を傾け、あたたかい関係性を築く「善意」の力です。私たちがもう一つの柱としてコーチングを大切にしているのは、このためです。業務効率化によって生まれた時間を、人と深く向き合う時間に変えてほしい。自分自身の声に耳を傾け、「じぶんを大切にする力」を育んでほしいと願っています。
AIがもたらす客観的な「真」と、人が育む温かな「善」。この二つの両輪が揃って初めて、本当に豊かな社会は生まれます。そして、私たちはこの二つの世界を繋ぐ、もう一つの大切な要素を見つけました。
それは、「音」です。
言葉は、時に思考を限定し、その複雑さを劣化させてしまいます。本当は、私たちの心や宇宙には、言葉では到底言い尽くせない、表現しきれないものが溢れています。まるでスピリチュアルのように、まるで量子力学のように、言葉の限界を超えたビジョンや感情が存在するのです。
私たちが大切にする「音」は、まさにこの言葉の限界を超えた表現方法です。 声のトーン、話すリズム、そして言葉を乗せた歌。これらは単なる情報伝達のツールではなく、言葉の奥にある感情や想いそのものをダイレクトに伝えます。例えば、喜びの声、励ましの声、そして心の底から響く歌声は、言葉を介さずに私たちの心に直接語りかけてきます。
信州ミライデザインLAB.の代表を務める私自身が「音楽と笑顔で講演活動」を展開しているのは、この「音」の力を信じているからです。「長野県うた1グランプリ初代チャンピオン」としての経験は、言葉の壁を越えて人々の心を動かし、笑顔にする「音」の可能性を教えてくれました。
AIがもたらす効率化の「真」の世界で、私たちは業務の本質を追求し、無駄を削ぎ落とします。その一方で、コーチングを通じて育む温かな「善」の世界で、私たちは人と人との繋がりや、心のゆとりを大切にします。そして、言葉を超えた「音」という「美」が、この二つの世界を優しく結びつけるのです。
AIによって効率化された社会で、人々が互いに優しく向き合い、笑顔で暮らす。そして、大人たちが自分らしい生き方を選択し、その姿を「生き方のロールモデル」として子どもたちに示すこと。信州ミライデザインLAB.は、AI(愛)と笑顔をテーマに、信州からこの新しい「次の社会モデル」を発信していきます。
この「真」「善」「音」という私たちの哲学に共感してくださる方々と、ぜひ一緒にこの未来を創っていきたいと願っています。